本書籍より著者の治療経過を纏めるとこんなところだ。
2017年6月 PSA4.0を超える。MRI検査で前立腺に小さく光るものが。
・・・放置・・・
2020年1月 血尿が始まる
2020年2月 膀胱鏡検査 (痛くはなかった)
2020年3月 前立腺生検で前立腺癌が見つかる。
グリソンスコア「8」
病期はT1〜T2a (文春サイトより)
2020年7月 HIFU治療 (PSAは0.1以下に)
2020年10月 PSAが上昇を始める。
2020年12月 PSAが12.06になり主治医より「これ以上様子を
見るのは危険です。手術をしましょう。」と言われる。
2021年6月 摘出手術の事前検査で胸椎、肺への転移が分かる。
2021年8月 摘出手術を受ける。ホルモン治療開始
2022年7月 抗がん剤治療開始。
読後感想文
1)著者は検査の遅れを後悔しているがそんなことはないように思う。。
私は、著者とグリソンスコアと病期はニアイコールでPSAは19.7だった。
2)著者の運が悪かったのは前立腺癌の特効薬であるホルモン治療が効きづらいことだったことだ。
3)2020年10月から12月あたりにPSA再発(生化学的再発)を伝えられているはずだが本書にその記載はない。また、PSA再発後にどのような検査、及び治療を受けたかの記載もない。なお、臨床的再発は、別の病院の手術前検査で判明したものだ。
HIFUの名医と言われる医師(注)が、自分の患者がPSA再発してしまった際にどのような対応されるのか関心があったので、この空欄は残念だ。
(注)https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85773-2
4)おひとりさまのメリットもあると思うが、手術室を出て、ベッドから家族(親・妻・子供)の姿を見たときの至福の時間は今でも忘れない。
クリックをお願いします。

ラベル:術後12年