『半年前、PSA値13・69、前立腺生検で14本中2本が陽性、グリーソンスコアは4+4=8でした。・・・中略・・・、2カ月前にダビンチ(ロボット支援腹腔(ふくこう)鏡)手術で前立腺全摘術を行いました。リンパ節郭清はしていません。術後の病理検査で、被膜外浸潤と精嚢(せいのう)浸潤がありました。・・・(以下略)』(http://www.sankei.com/life/news/170221/lif1702210025-n1.html より引用)
上記相談内容を読んで違和感を持った。なぜなら、少なくとも高リスクでは、病期分類(staging)を目的に骨盤リンパ節は郭清(摘出)されるものと私は理解していたからだ。
全摘出手術の放射線治療と比べてのメリットは、術後、病期や悪性度、そして所属リンパ節への転移の有無が正確に把握できることにあると思うが、このメリットの一部を放棄してしまったのか?
その後、ネット上でこんな情報が目に止まった。
『現時点(2012年版)では,腹腔鏡やロボット補助手術におけるリンパ節郭清自体の施行率が低く,術式による骨盤リンパ節転移の診断成績の評価は未熟である。』http://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0032/G0000435/0056
最新の治療方法だからすべてに良いというわけではないようだ・・メモメモ・・・。
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ラベル:日常【術後4年】
しげぞうと言います。
なんでリンパ節郭清をしなかったんでしょうね?
私は普通に主治医から、やりますからと言われてましたから、そんなもんか程度にしか考えていませんでしたが、結果やはり30箇所取ったうちの2箇所に転移がありました。
グリソンスコアも9でしたし、年齢も考えて当たり前のようにやったのかもしれませんが、こちらの患者さんの例を聞くと不思議に思います。
せっかくダヴィンチをしてるのだから郭清もちゃんとしてもらえば、その後の経過観察時にも少しでも不安材料は無くなるはずでしょうにね。
始めまして、そしてコメント有難うございます。
腹腔鏡(ロボット含む)手術は、通常の開腹手術に比べてリンパ節郭清は難しいようですが、スキルの高い先生であれば、広汎リンパ節郭清も対応可能のようです。
http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/urology_p01.html
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