https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=7592
投稿者の過去の投稿も含め読み解くと、
@ GS9(4+5)の高リスクで、【(注)追加 2016.8.7】
A 肥大(50cc)の前立腺のガンを
B 密封小線源治療のみで(通常は高リスクの際は、ホルモン治療、外部放射線治療を併用)
C 施術後6ヶ月で完治の宣告
上記が真実であれば、S医科大学のO先生は、日の本一の秘尿科医です。
但し、完治を宣告された後も、6が月後にS医科大学を訪問するとのこと、完治宣告されたのであれば、1年後でも十分と思うのですが・・・・

注
@『シロウトチアリさんはS医科大でGS9→GS7にグレードダウンされています。S医科大でグレードアップされた患者もいたので、S医科大の病理医が甘いというわけではないと思います。』
(SANZOKUさんからのコメントより)
A『前立腺導管内腺癌』
(
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=7636)
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ラベル:日常【術後3年】
その報告をされたのがシロウトチアリさんであること、シロートチアリさんとは今回の診察日にお会いして、詳しくお話しを伺っていることを考慮して、いささかお節介かと存じましたが補足させていただきます。
正直言って、完治宣言はいささか時期尚早かと存じます。ただし、治療後のバウンスを考慮しても、PSAの低下が大きかったことから、転移はなかったと判断されたようです。S医科大ではこれまで局部再発は確認されていないので、そのことはほぼ完治に近いという結論になるようです。
仰るとおり完治なら今後の診察も必要ないことになるわけですが、この病は10年単位で見なければなりませんので、今後も診察は続くものと思います。私のようなスーパーハイリスクでも6ヶ月ごとで良いと言われた位なので、シロートチアリさんが1年ごとになるのは時間の問題と思われます。
ちなみにS医科大では10年あまりの治療実績がある訳ですが、再発例は全て5年以内に判明しています。その大部分は3年以内であって、臨床再発でありますから、画像上再発部位を特定しているのです。全例、骨転移だそうです。リンパ節転移はほぼ治るとの感触をお持ちのようです。
以上の話は未だ学術的な裏付けのある話ではありませんが、現場で臨床に挑む方の心証は将来のエビデンスを形作っていくものと私は思っています。
コメント有難うございます。
>リンパ節転移はほぼ治るとの感触をお持ちのようです。
シロウトチアリさんが受けられた単独の密閉小線源治療では、さすがに所属リンパ節転移であっても無力だと思います。外部放射線治療とホルモン治療との併用(トリモダリティ)であれば所属リンパ節転移は治る可能性はあると思います。
岡本先生は、施術後のPSA推移や、画像所見、そして経験則より所属リンパ節転移を含め、遠隔転移はないと判断したのでしょう。
>全例、骨転移だそうです
滋賀医科大学のサイトより、『5年でのPSA非再発率は 低リスク98.3% 中間リスク96.9%』
(http://www.shiga-med.ac.jp/~hqdbpc/brachytherapy3.html)
との実績とのことですので、低リスクの方では100人中に1人、中リスクで100人中3人の方が骨まで転移していたことになります。罹患者にとっては怖い話です。
分かりにくい書き方で申し訳ありませんでした。シロウトチアリさんの病状はご指摘の通りです。リンパ節転移が疑われる患者はトリモダリティを実施します。私などはその一人です。
骨転移はリスク要因によって確率が異なりますが、意外にその差は少ないですね。従って低リスクであっても一定の割合で骨転移が発生するということになります。
S医科大のハイリスク患者147名は他院に比べてもハイリスクだそうですが、その内再発はこれまで6名だそうです。その中身を分析したところ高PSAだから必ずしも骨転移が多くなる訳ではないそうです。それはたぶんに私へのリップサービスかもしれないと思いますが、転移が従来のPSA、GS、病期といった指標だけでは捉えられない要因を隠し持っているものと思います。
その後自分がそのハイリスク群のトップ10入りを果たしていると聞かされて少し凹みました。
再度のコメント有難うです。
密封小線源治療にお詳しい武内氏の「前立腺がん治療法早見表」では、この治療方法は高リスクでは選択なし(空欄)です。
http://pros-can.net/01/01-3.html
それでも、6ヶ月で完治させてしまうのですから、シロウトチアリさんのこの投稿には驚きでした。
ところで小線源は一般に低リスク患者の治療法と考えられていますが、放射線レベルで見ますと、はるかにIMRTを凌ぐ線量で照射が可能です。具体的に言いますと、IMRTでは160Gyに対して小線源では210Gyになります。従って局部への照射のみを考えると、充分高リスクにも対応できる能力を秘めているのです。ただ高リスクの場合は浸潤も大きく、周辺リンパ節への拡散も考えられるので外部照射を併用することになります。210Gyを正確、かつ安全に照射できる医療機関は少数だと思いますが・・・。
小線源を施術することで局部コントロールがほぼ完璧に行えるようになったと、ようやく判明してきたのがS医科大の現状でしょう。小線源を学ばれる以前は、あいつぐ再発で悩まれた時期もあったと伺っています。そのことがストーン先生から小線源を学ばれる動機につながったのです。このように局部再発がほぼコントロールできることが分かったことから、転移の有無にのみ注目すれば治療の帰趨が判明することになりました。このことが完治宣言が早まることにつながって行くのです。
このように小線源には明かなメリットがありますが、それぞれの治療法にはそれなりのデメリットもありますから、治療選択は慎重であらねばと思います。
再度のコメント有難うございます。
下記の「S医科大学病院の略3年で臨床的再発である」と「PSA再発後略8年で臨床的再発」との相違が理解できません。・・・ご存知であれば教えてください。
『ちなみにS医科大では10年あまりの治療実績がある訳ですが、再発例は全て5年以内に判明しています。その大部分は3年以内であって、臨床再発でありますから、画像上再発部位を特定しているのです。全例、骨転移だそうです。』(先のSANZOKUさんコメント)
『手術でがんを含む前立腺を取っても、周囲の組織に目に見えない微小ながんが残るなどして再発するとみられる。PSA値が上昇しても、画像診断などでがんの再発や転移が確認されるまでは8年ほどかかるという。』
(https://www.med.kyushu-u.ac.jp/uro/topics/topics1.html)
よくお調べですね。その件についてはよく分かりません。
ただ治療後どのくらいの期間に渡り再発するのか、治療法別に調べたことがあります。そして分かったことは放射線治療の場合は5年余り、手術の場合は10年余りということでした。もちろん手術でも5年を越えて再発するケースは非常に少ないです。
この違いは何か考えたことがあるのですが、前立腺周辺の目に見えない浸潤が原因かと思います。放射線ではこれは一般に治療されてしまいますが、手術では取り残しが生じてしまいます。このような微小細胞から再発というケースが放射線では少ないのではないかと推測します。
ネオアジュバントホルモン治療が放射線のみ有効という事実も同じ部分と関係しているように思います。つまり浸潤部分の縮退で放射線治療がより効果を発揮するのです。手術では浸潤が縮退しても除去できないので効果がありません。
以上の推測に立脚すれば、手術でも放射線治療と組みあわせれば、S医科大なみの成績に迫れるのではないかと考えます。つまり手術、ネオアジュバント、外部照射という組みあわせです。
ただし実際には前立腺がない状況で照射対象を絞るのは難しそうですね。それがサルベージ放射線治療と言うことになるのかと考えています。
早速コメントを頂き有難うございます。
また、先の私のコメントでSANZOKUさんが、ろANZOKUさんになっていました、失礼しました。
また、宜しかったらコメントを入れてください。